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あかし相続相談所 (カノシー行政書士事務所)

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2015/8/27 思いどおりに財産わたす方法 生前贈与編

思いどおりに財産を渡す方法の1つ
「生前贈与」について見て行きましょう。



「生前贈与」は
思いどおりに財産を渡す4つの方法のうちの1つです。


〈思いどおりに財産を渡す4つの方法〉
●生前贈与
●遺言による相続
●死因贈与
●遺贈



では、みていきましょう!



Q:生前贈与とはどのようなもの?


A:文字通り、生きているうちに財産を渡すことです。
  不動産でも物でも現金でも
  どのような方法でも渡すことができます。


Q:どうやってすればいいのですか?

A:生前贈与は「契約」の1つです。
  契約を結ぶ方法は2通りです。
  「口頭(口約束)」と「書面」です。


Q:何がちがうのでしょうか?

A:「口頭」での贈与契約の場合
  履行がすむまで契約の撤回ができます。

  一方で「書面」で契約した場合は
  撤回ができません。

  例外として、
  夫婦間の契約はいつでも取消が可能です。


Q:履行はどうすれば?

A:渡したいものが
  「不動産」と「動産」とで
  かわってきます。

  「不動産」の場合は「所有権の移転登記」、
  「動産」の場合は「引渡し」となります。


Q:所有権の移転登記?

A:所有権の移転登記は、法務局で行います。
  その際、申請書をつくったり必要書類を集める必要があります。

  手間がかかり大変な作業ですが
  渡したい人にまちがいなく「贈与」をするためには
  必要な手続きです。


Q:「特別受益」という言葉をきいたことがあるのですが。

A:おっしゃるとおり、「生前贈与」を行う場合は「税金」「遺留分」に加えて
  「特別受益」に注意する必要があります。


  しかし、「生前贈与」のすべてが「特別受益」になるわけではありません。


  生前贈与のうちでも「特別受益」にあたるものが
  相続時に相続分から差引きされると定められています。


  差引きしてほしくないときは、
  遺言書に生前贈与や遺贈は「相続とは別に与える」旨を
  記載する必要があります


Q:「特別受益」にあたるものは何?

A:特別受益になるものは全部で3つです。

  ・結婚、養子縁組のための贈与
  (支度金や嫁入り道具一式など)

  ・「生計の資本」とするための贈与
  (新居の支援や田んぼを分与など)

  ・遺贈(遺言による贈与)
  (遺言による贈与は、すべて遺贈)


  しかし、明確な線引きは難しいです。
  上記以外の例でも、金額によって「特別受益」と
  なる場合もあります。


Q:つまり、特別受益で注意することは?

A:まとめますと
  相続人になる人に「法定相続分」より多く財産を渡したいときは


  ・「生前贈与」または「遺贈」を行う
  ・「相続分」とは別に渡す旨の遺言をする


  の2点に注意してください。



Q:遺贈って?

A:遺贈は

  ・相続人以外の人に「遺言」で贈与すること
  ・相続人でも法定相続分を越えて渡すとき

  という場合が「遺贈」といいます。


  死因贈与との違いは

  遺贈は契約ではない

  ということです。

  つまり、
  遺贈は受取人と約束をしなくても効力が生じます。
  相続と同じ点として、受取をしたくない場合は「放棄」ができます。





以上が、生前贈与の大枠です。


生前贈与は便利な制度ですが

・税金
・遺留分
・特別受益

に注意をする必要があります。


これらについても
これから詳しくみていきますね!