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払いすぎた相続税は返してもらえるのでしょうか?

質問者:Y.N

払いすぎた相続税は返してもらえるのでしょうか?

  • 回答:遺産相続なび

    相続税申告において、多く払い過ぎてしまった!という時に「収め過ぎたので還付してください」という請求をするのが「更正の請求」と呼ばれる手続きです。税務署というのは税金が不足している時には指摘してきますが、払い過ぎていることに気がついても何も言ってはきません。つまり、現実には申告した人の中にもかなりの割合で払い過ぎている人がいるはずなのです。 更正の請求は「相続税の更正の請求書」と「別紙計算明細書」を、証拠書類とともに税務署に提出して行い、認められれば還付を受けることができます。

    ◎どんな場合に更正の請求ができるの?

    では、更正の請求ができる例を具体的に考えてみましょう。
    ・単純に計算間違いをしていた
    ・相続財産が申告した価額より実は安かったことに気づいた(特に不動産の場合は計算方法等で価額に差異が出てくることがよくあります) この場合、申告期限から5年以内であれば更正の請求をすることができます。
    ・後から子供の認知があって相続人が増えた
    ・未分割だった財産が分割された
    ・遺留分減殺請求(ある相続人が、その身分に応じて保証された取り分を他の相続人に請求すること)が行われたことにより遺産の返還額が生じた
    これらの場合、計算間違いのケースよりも期間が短く、それぞれの事情が明らかになった日の翌日から4ヶ月以内に更正の請求をしなければなりません。 気をつけなくてはならないのが「もう少し遺産分割方法を違うものにしていれば有利だったのに」と思っても、遺産分割協議のやり直しは税務上認められないことです。この場合、むしろいったん確定した財産を贈与したことになってしまうため贈与税が課税されることもあるので注意が必要です。

    ◎税理士に頼んで行った申告の分も更正できる

    「うちは税理士さんに頼んだから絶対間違いない」と思い込んでいる人もいるのですが、税理士による相続税申告でも間違いはあります。 相続税は発生件数が他の税と比べて圧倒的に少ないことから、手続き自体に不慣れな税理士が大勢いるのがその原因です。最初から相続税に熟練した税理士を慎重に選ぶことも大切ですが、いったん依頼してしまった後でも「セカンドオピニオン」を受け付けている税理士もいます。このようなシステムを上手に利用すれば「払い過ぎたかも」という不安を後に残さずに済みます。

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