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税理士に頼んでも払い過ぎになりやすいって、どういうことなのでしょうか?

質問者:J.W

税理士に頼んでも払い過ぎになりやすいって、どういうことなのでしょうか?

  • 回答:遺産相続なび

    税務申告を国家資格者である税理士に頼むことにより、自分で申告するよりははるかに正確、迅速に終えることができます。特に相続税は複雑難解で、個人が自分で申告することはとても困難です。ただ一方で、資格者に頼んだから絶対に間違いがないと考えてよいわけではないのです。

    ◎士業者にはそれぞれの「専門」がある

    税理士に限らずどの士業でもそうですが、その資格者が扱うメニューをすべて一人で網羅している人はおそらくいないでしょう。弁護士ならば「離婚が得意」「交通事故が得意」など、専門の中のさらに専門があるわけですが、税理士も同じことです。 相続税については、元々の申告方法が非常に複雑です。いくつもの過程を経て最終的に税額が算出されるのですが、計算する上で納税者の利益のため適用される税法上の「特例」や「控除」というものがあります。数ある特例や控除を適切に組み合わせて、依頼者にとって一番特になる方法を考え出すのはかなり高度な知識や経験を要するといえ、税理士であっても依頼者のニーズを満たす「完璧な申告」というのは非常に難しいものです。

    ◎相続税の発生件数は非常に少ない

    相続税は、平成27年に改正されたことにより今までの申告件数と比べて倍増したとは言われますが、それでも相続発生件数全体の1割未満です。つまり、現在全国的に増えていると言われる税理士の数から考えると、一人あたりの税理士が経験できる相続税申告の数はまだまだ少ないといえます。現在、年間の税理士一人あたりの相続税申告件数の平均は1件に満たない状況です。東京23区の税理士であれば全国平均より多い件数を経験しているでしょうが、それでも他の税金に比べれば未熟な者が多くても無理はありません。

    ◎顧問税理士にそのまま頼むのは危険なことも

    たとえば相続税申告を、何十年も顧問をやってもらっているからといって安直にその税理士に頼んでしまってよいものでしょうか?前記のように、その税理士が「昨年は1件も相続税の仕事がなかった」という可能性もあるわけです。慣れていない税理士が相続税申告の依頼を受けると必然的に安全策を取るようになります。つまり税務署に後から申告漏れを指摘されるのを防ぐため、なるべく最初から税額を多めに申告しておこう、という流れになってしまい、依頼者にとっては不利な状況になるのです。 最初から「相続税専門」を標榜する税理士を厳選して依頼するか、二人以上の税理士に申告が適正かどうかの判断をあおぐか、より慎重になるのであればそのどちらかになるのではないでしょうか。

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