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良い成年後見人を選ぶ方法ってありますか?

質問者:N.I

先日テレビで観たのですが、成年後見人でも施設に入れたら何の世話もしてくれない人っているみたいですね。良い成年後見人を選ぶ方法ってありますか?

  • 回答:遺産相続なび

    成年後見人は申立権者が家庭裁判所に申立てを行い、所定の書類や事情の聴き取りなどを経て最終的には裁判所が適切な人を選ぶことになります。そこまで不適切な人が就任するケースは多くはありませんが、万一後から問題ありと判断されると解任などされることもあります。

    ◎成年後見人の仕事は財産管理と身上監護

    成年後見人とは、認知症などで判断能力がなくなった本人(被後見人)の法律的な保護をはかるためにつけられる代理人です。
    成年後見人の仕事としてはまず「財産管理」があります。 被後見人は自分のお金を適切に管理できないことが前提となるため、銀行に成年後見人がついた旨の届出をして、口座が成年後見人に管理されていることの表示をします。また、支出面でも税金の支払いをしたり持っている貸家の法律的な手続きをサポートします。
    もう一つの仕事としては「身上監護」がありますが、これは決して看護や介護などの事実的行為ではなく、あくまで手続上のことをさします。たとえば施設や医療機関への各種手続きや、被後見人の生活状況の確認などです。つまり、こういった手続きすらも怠っている人であれば「成年後見人として不適切」ということになります。(財産管理と身上監護で別々の成年後見人が選ばれることもあります)

    ◎いったん選任された成年後見人が不適切な場合は?

    成年後見人は一般の親族であっても構わないのですが、法律的な欠格事由がないことの他に「事務的手続きをこなす能力があるか」「成年後見人の仕事をする時間的余裕があるか(時には仕事を休んで銀行などに行けるか)」「使い込みなどの心配はない人物か」など、さまざまな観点から裁判所のチェックを受けます。要するに、申立人側でも候補者を立てるにあたっては最初からこういった点を満たす人物を選ぶように心がけなくてはならないのです。子供などあまりにも近い親族だと手続きがしやすい反面、財産の線引きがルーズになって使い込みなどがされやすいという難点もあります。
    申立時に候補者に挙げられた人物が不適切と判断されると、専門家後見人として弁護士や司法書士が選任されることもあります。ただ、この場合には被後見人の財産に応じて一定の報酬が発生します。
    もし選んでしまった後でもその成年後見人が不適切だと裁判所が判断すれば解任することもありえますし、成年後見人の職にはついたままで法律家を「後見監督人」に選ぶこともあります。どういった措置が取られるかは、不適切な行為の悪質性や被後見人への影響など総合的な事情を見た上、ケースバイケースで判断されています。

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