「遺産」というと、現金や土地・建物といったプラスの財産を思い浮かべがちですが、実際には借金などのマイナスの財産も相続の対象となります。マイナスの財産が多い場合、その金額によっては相続人の生活が立ちゆかなくなる可能性もあります。
こうした事態を避ける方法の一つが「相続放棄」です。相続放棄をすれば、法律上「初めから相続人でなかった」とみなされます。ただし、その場合はプラスの財産も受け取ることはできません。
相続放棄をした方がいいケース、しない方がいいケース
相続放棄は、相続の開始があったことを知ったときから3ヵ月以内におこなわなければなりません。
- 相続人調査と財産調査をおこなう
戸籍などで相続人調査を行い、法律上の「相続する権利がある人」を調べ、法定相続人を確定します。財産調査を行うことで負債があるのか、ある場合はその額がいくらなのかが明らかにします。
- 必要書類を揃えて相続放棄申述書を家庭裁判所へ提出する
相続放棄申述書は、最寄りの家庭裁判所、または裁判所のホームページからダウンロードできます。必要書類として、被相続人の死亡した旨が記載された戸籍謄本や住民票の除票、相続人の戸籍などを準備します。
- 相続放棄申述受理通知書を受領する
家庭裁判所に提出した後、約10日ほどで家庭裁判所の審理が終わり、相続放棄申述受理通知書が送られてきて相続放棄の手続きは完了となります。
相続放棄の手順
相続放棄は自分自身で手続きすることも可能ですが、次の専門家のサポートを受けることができます。
司法書士
司法書士に依頼する場合は申述人本人の申立て扱いとなるため、捺印など部分的にはご自身で行う必要が出てきます。そのため、弁護士に依頼するよりリーズナブルであることが多いです。
司法書士に依頼できる相続手続きとは?
弁護士
弁護士に依頼する際は弁護士が申立て扱いとなり、手続きをすべて任せきりにすることができるのが最大のメリットです。
遺産相続に強い弁護士を探す
専門家に相続放棄を依頼したときの費用相場は東京都の平均金額で約4万円でした(令和5年いい相続調べ)。
専門家に依頼するメリットの一つは、誤った内容で提出して受理されないといったリスクを回避できる点です。さらに、忙しい方にとっては、必要書類の作成や収集を代行してもらえるため、大きな負担軽減につながります。また、相続放棄手続きにとどまらず、今後のトラブルを避けるためのアドバイスを受けられることも大きな利点です。
このように、専門家に依頼することで、手続きを正確かつ効率的に進められ、余計な負担を減らしながら安心して完了することができます。
面談の感想
母が相続するので、施設まで契約や手続きに来て丁寧に説明してくださり助かりました。
契約後の感想
地元の士業の方に依頼したのですが、対応したことないと断られ困っていました。すぐにお電話をくださり、丁寧に説明してくださったので安心してお任せできました。