遺産分割を弁護士に依頼するメリット|弁護士の選び方と費用の目安【弁護士監修】
相続手続きにおいて避けて通れないのが遺産分割協議。スムーズに協議を進めるには、弁護士に遺産分割を依頼するのもひとつの方法です。
この記事では、遺産分割を弁護士に依頼するメリット、相続に強い弁護士の選び方、弁護士費用はいくらかかるのかなど、遺産分割を弁護士に依頼するにあたって気になるポイントを解説していきます。
この記事の監修者
2020年に海老名にしのだ法律事務所を開設。11年間にわたる相続分野の知識と経験を活かし、遺産相続のあらゆる問題解決に尽力。書籍執筆・セミナー講師実績なども多数。
目次
弁護士に遺産分割を依頼するタイミングはいつがいい?
遺産分割は多くの人が不慣れであり、しかもお金が絡むためトラブルになりやすいもの。 「遺産も少額だし、我が家に限ってトラブルなんて……」と思うかもしれませんが、実は少額の遺産でも遺産分割協議がうまくいかないことも多いのです。 特に相続財産に土地や建物がある場合は現金や預貯金に比べ分割しにくいため、相続人同士で争いが起きてしまうこともあり得ます。
一度トラブルになってしまうと当人同士では解決が難しいため、遺産分割協議においてはトラブルが起きる前に早めに代理人として弁護士を立てるのがおすすめです。
遺産分割が話し合いでまとまらない場合は調停や裁判などに発展することもありますが、相続の手続きにおいては手続きに期限が設けられているものや適用期限のある特例も存在するため、協議が長引くほど損をしてしまうこともあります。
弁護士を立てることでこれらのリスクをぐっと下げ、トラブルを回避しながらスムーズに遺産分割をすすめることができます。
遺産分割を弁護士に依頼するメリット
法的な視点から遺産分割協議を進められる
弁護士は言わずと知れた法律のプロです。法律の解釈やさまざまな判例などをふまえ、法的な視点からのアドバイスを受けられることが第一のメリットです。
- 遺言書があるが、法的に有効なものかがわからない
- ほかの相続人の主張が法的根拠にのっとったものか判断できない
- 不動産を分割したいが、どういった分割方法が適切かわからない
といった場合にも適切に助言をしてくれるでしょう。
専門家を交えずに遺産分割を行う場合、法律の解釈を誤って思わぬ不利益を被ったり、専門的な知識がないことで将来的に不利な状況になることも考えられます。
相続人がスムーズに遺産を承継できるよう弁護士に依頼することで、リスクを回避することが可能です。
依頼人が有利になるように交渉してくれる
弁護士は法律のプロであると同時に交渉のプロでもあり、依頼人がなるべく多くの利益を得られるよう交渉してくれるのも弁護士です。
例えば、特定の相続人に遺産をすべて相続させるなど、不公平を感じるだけでなく遺留分を侵害するような遺言書を被相続人が残していた場合、遺留分侵害額請求が可能となりますが、遺産を相続することを指名された人に遺留分を請求することで、トラブルが起こることも十分に考えられます。
また、特定の相続人が被相続人の生前に贈与を受けていた場合や、故人の財産形成に尽力した場合には、特別受益分の持戻しや寄与分の主張など、相続人の間でトラブルに発展しやすいこともあります。
そんなときも弁護士に代理人となってもらうことで、法律を根拠としながら依頼人の利益を追求しつつ、交渉相手も納得できるような着地点を見つけてくれるでしょう。
親族というのは他人と違い、将来にわたって付き合いが続いていくもの。こちらの主張を一方的に押し付けては、これからの親戚付き合いにも影響が出てしまいかねません。弁護士に依頼すればその点も考慮して交渉にあたってくれることでしょう。
なお、代理人として依頼人のかわりに交渉を行えるのは弁護士だけです。税理士や司法書士は代理人にはなれません。
また、同一の遺産分割において、一人の弁護士が立場の違う相続人複数から委任されることは利益相反行為にあたる可能性があるため、基本的にはありません。
直接協議する負担がなくなる
遺産分割協議は多くが親族間での話し合いとなり、親族であるがゆえに話がこじれてしまうことも多いもの。
代理人として弁護士を立てた場合、他の親族と直接協議をする必要がなくなるため、それだけで精神的な負担がかなり軽減されます。
弁護士に依頼するともちろんお金がかかりますが、精神的な負担が減るというメリットもあります。
また、話がこじれてしまったときに弁護士が間に入るだけでスムーズに協議がまとまることもあります。
第三者が入ることで冷静になること、弁護士という法律・交渉のプロが参加することで話し合いに納得感が得られやすいためと考えられます。
手続きを代行してくれる
弁護士に代理人を依頼すると、さまざまな煩雑な手続きを代行してもらえるというのも大きなメリットです。
平日は仕事などで書類の取得がなかなか進まないといった場合に利点となるのはもちろん、遺産分割協議を行う際に必ず必要となる相続人の確定や財産調査を代行してもらうことも可能です。
相続人の調査や財産調査を自分で行う場合、被相続人の戸籍を追っていったり、金融機関への照会に書類を揃えたりとかなりの手間と時間がかかるほか、もし調査が不十分で後々新たな相続人や財産が現れた場合、遺産分割協議書を作成していたとしても無効となり、遺産分割協議のやり直しが必要になります。
弁護士に相続人の調査や財産調査を依頼すれば、相続人や財産を確定できる確率も高く、こうしたトラブルも回避できるといえるでしょう。
また、協議が終わると遺産分割協議書の作成が必要となりますが、遺産分割協議書は法律の専門知識が必要となるため、専門家に作成を依頼することをおすすめします。
将来にわたってトラブルを防ぐための対策なども一緒に行うことができるため、法律の専門家である弁護士に手続きを依頼するメリットは非常に大きいといえます。
遺産分割調停と遺産分割審判
また、万一遺産分割協議が決裂した場合には、遺産分割調停を家庭裁判所に申し立て、第三者を調停委員に迎えて協議を進めます。さらに、遺産分割調停でも解決できない場合には、遺産分割審判をおこない、裁判官に遺産分割の方法を決定してもらうことになります。
遺産分割審判の結果には、相続人たち当事者はしたがう義務があります。なお、遺産分割審判の決定に不服がある場合は、遺産分割審判の決定が下ってから2週間以内に不服申立てをします。このような場合にも弁護士のサポートが必要になります。
弁護士の選び方
相続を得意とする弁護士に依頼する
遺産分割に関して弁護士を立てたい場合は相続を得意とする弁護士へ依頼しましょう。
弁護士は誰もが相続を得意としているわけではありません。弁護士にもそれぞれ得意な分野があります。専門外の弁護士に依頼すると思い通りの結果にならないことも考えられるため、弁護士を探す際はまず、相続を得意としている弁護士かどうかをホームページなどで確認することが重要です。
弁護士は企業法務を取り扱う弁護士と個人法務を扱う弁護士に大きく分けられ、相続は個人法務に分類されます。
企業法務:企業における法律問題の解決、契約書の作成・審査など、企業経営を行う上で必要な法対応をサポートする
個人法務:債務整理、離婚問題など、個人のトラブル解決をサポートする
弁護士を選ぶ時のポイント
連絡・相談できる時間は合うか
弁護士へ依頼したらあとは終わり、ではありません。
納得のいく遺産分割を行うためには、自分の希望は何か、どのように進めていくかなど、依頼者と弁護士の間できちんとコミュニケーションを取り、認識をすり合わせることが必須です。
例えば平日は仕事が忙しく時間の取れない人が、平日日中にしか相談を受けてくれない弁護士に依頼してしまうと十分にコミュニケーションを取るのは難しいであろうことは想像に難くありません。
したがって、連絡・相談できる時間が自分のライフスタイルに合うか、というのも弁護士に依頼する際に重視したいポイントのひとつとなります。
料金に不明瞭な点はないか
弁護士に支払う費用も、弁護士を選ぶ際のポイントです。多くの場合は、初回相談でおおよその内容をヒアリングしたあと、費用の見積が提示されます。
この提示された見積で確認したいのが、
- 自分が支払える金額かどうか
- 料金設定に不明瞭な点がないか
- 変動する料金はあるか
という点です。
見積に不明な点があった場合、その場できちんと確認し疑問が残らないようにしましょう。
弁護士費用の設定には規定がないため、弁護士事務所や弁護士によってその金額はさまざまです。
中でも「変動する料金はあるか」という点については、弁護士事務所や弁護士によっても違いが大きい部分となります。
提示された料金にどこまでのサービスが含まれているのか、あらかじめ確認しておきましょう。
他の専門家の協力は得られるか
相続手続というのは遺産分割協議だけで終わるものではありません。
遺産分割協議後も相続税の申告や不動産の相続登記など、専門的な手続きが連続して必要となることも多いもの。
一方で、弁護士が相続税の申告や不動産の相続登記の手続きに長けているかというと、必ずしもそうとは限らないのが現実です。
したがって、遺産分割協議後に引き続いて相続税申告や相続登記の手続きもお願いしたい場合、税理士や司法書士の協力が必要となることも多いです。
大きな法律事務所では遺産分割協議後に必要な手続きを一手に引き受けてくれたり、個人事務所では提携する税理士や司法書士を照会してくれることもあるため、必要な時に必要なサポートが受けられる体制か、あわせてチェックしておきましょう。
士業の名称 | できること |
---|---|
弁護士 |
|
司法書士 |
|
税理士 |
|
相性のいい弁護士に依頼しよう
ここまでいくつかのポイントを挙げてきましたが、何よりも大切なのは弁護士との相性です。
弁護士といえども人間なので、相性の良し悪しは必ずあります。依頼した弁護士とは二人三脚で遺産分割を進めていくことになるため、「この弁護士なら信頼できる」と思える弁護士へ依頼しましょう。
信頼できるかの基準はもちろん人それぞれですが、
- 質問をしたときに明瞭な答えが返ってくるか
- 説明はわかりやすいか
なども判断の参考になります。
淡々と進めてくれる弁護士がいい、費用がかかっても自分の希望を最大限叶えてくれる弁護士がいい、自分と同じような悩みを数多く解決してきた弁護士がいい、など、人によって頼みたい弁護士像には違いがあります。
あらかじめ、自分は弁護士にどんなことを望むのか?ということも考えたうえで初回相談に臨むことで、相性の良い弁護士が見つかる確率は上がるでしょう。
弁護士費用はいくらかかる?
料金のしくみ
弁護士に依頼する際にかかる費用には、大きく分けて以下のようなものがあります。
- 相談料
- 着手金
- 報酬金
- 手数料
- 日当
- 実費
弁護士報酬については以前は日弁連によって規定されていましたが、平成16年より自由化されたため、現在では依頼する弁護士事務所・弁護士ごとにそれぞれ弁護士費用が設定されています。
自由化されたとはいえ、「多くの弁護事務所・弁護士は日弁連の「旧報酬基準」をもとに料金を設定しているため、旧報酬規程からおおよその相場感を知ることができます。
事件等 | 報酬の種類 | 弁護士報酬の額 |
---|---|---|
1.法律相談 | 初回市民法律相談料 | 30分ごとに5,000円から1万円の範囲内の一定額 |
2.訴訟事件 | 着手金 |
※事件の内容により、30%の範囲内で増減額することができる。 ※最低額は10万円 |
報酬金 |
※事件の内容により、30%の範囲内で増減額することができる。 |
|
3.調停事件及び示談交渉事件 | 着手金及び報酬金 |
「2.訴訟事件」に準ずる。ただし、それぞれの額を3分の2に減額することができる。 ※示談交渉から調停、示談交渉または調停から訴訟その他の事件を受任するときの着手金は、「2.訴訟事件」の額の2分の1 ※着手金の最低額は10万円 |
4.日当 |
半日 ※往復2時間を超え4時間まで |
3万円以上5万円以下 |
一日 ※往復4時間を超える場合 |
5万円以上10万円以下 |
参考:日弁連「旧報酬基準」
相談料
弁護士に法律相談をするための費用です。
30分5,000円が目安で、初回相談を無料としているところもあります。
初回相談を経て実際に依頼をすると相談料が無料になる、という弁護士事務所や弁護士もあるようです。
着手金
実際に弁護士に依頼し、事件に着手するタイミングで発生する費用です。報酬金は遺産分割の結果によって変動しますが、着手金は遺産分割の結果によらず、支払う金額は変わりません。
遺産分割を依頼する際の着手金の目安は20万円~となります。
着手金を無料としている弁護士事務所や弁護士も存在しますが、その場合は着手金ありの場合と比べ報酬金が高く設定されていることが多いです。
報酬金
成功報酬のことで、遺産分割協議が成立したあとに支払う費用です。着手金の金額が一定なのに対し、報酬金は依頼人の経済的利益金額によって変動するのが一般的です。
経済的利益によって変動するため、もし依頼人の経済的利益が0になってしまった場合は基本的に報酬金もゼロになります。
手数料
当事者間に実質的に争いがない場合において、事務手続きを依頼する際に支払う費用です。遺産分割協議書の作成や遺言執行などが該当します。
ただし、遺産分割協議の代理人として弁護士に依頼した場合は、遺産分割協議書など必要な書類の作成費用も着手金もしくは報酬金に含まれていることがほとんどです。
弁護士との契約前に示される見積にはどこまでの金額が含まれているか、確認しておくと安心です。
日当
遠方への出張など、弁護士が事務所以外の場所へ出向いて業務を行う際に必要となる費用です。着手金の中に日当があらかじめ含まれている場合もあります。
必ずしも発生する費用ではありませんが、遠方の弁護士に依頼する場合や、遠方の親戚と協議を進めなければならない場合、どういったタイミングで日当が発生するのかあらかじめ確認しておきましょう。
特に遺産分割協議がうまくいかず、調停や裁判にまでもつれ込んだ場合、裁判所への出頭などで日当の発生回数が増えることが予想されるため、最大でどの程度の費用が発生するかも合わせて確認しておきたいところです。
裁判所にもテレビ会議システムが導入されていることはご存知でしょうか?
調停や審判は、原則として呼び出された当事者本人が調停等を行う裁判所へ出向く必要がありますが、遠方に住んでいるなどの理由で裁判所まで出向くことが難しいことがあります。
こういった場合、テレビ会議システムを利用して遠方から手続きをすすめることが可能なのです。
全国のほぼすべての裁判所に備え付けられており、裁判所が許可した場合にテレビ会議システムの利用が可能です。
利用を希望する場合は裁判所へ相談してみましょう。
実費
各種手続きに実際に出費した費用です。
郵便代金や印紙代、戸籍などの書類の取得費用をはじめ、出張が発生した際の交通費・宿泊費などが該当します。
弁護士費用の分割はできる?
弁護士費用のうち、着手金は分割などの相談を受けてくれることがあります。
相続においては、遺産を相続するまで弁護士費用を負担できない依頼人もいるため、分割のほかにも着手金を減らすかわりに報酬金を増やしたり、着手金をゼロにし全額報酬金で支払うようにしてくれるなど、柔軟に対応してくれるケースもあるようです。
弁護士費用の支払いに不安がある際は、初回相談の際に費用の支払についても相談してみましょう。
▼めんどうな相続手続きは専門家に依頼しましょう▼弁護士に依頼するまでの流れ
まず相談する
弁護士に遺産分割を依頼をする際、いきなり依頼、すなわち契約をすることはまずありません。弁護士にも相性があるため、まずは法律相談で相性が合うかの確認をしましょう。
インターネットなどで候補となる弁護士事務所や弁護士をいくつか見つけ、初回相談の予約をとります。
初回相談では、現在の状況や依頼したい内容、どういった解決を望むのかを弁護士に伝え、法律面からのアドバイスをもらうとともに依頼した際の金額の見積を提示してもらいます。
このとき、料金設定に不明な点があればその場できちんと確認するようにしましょう。
依頼するかどうかはその場で決める必要はなく、いったん持ち帰って検討することも可能です。
信頼できる弁護士が見つかったら依頼する
信頼できる弁護士が見つかったら委任契約書を交わし、契約をします。
着手金は契約を交わすタイミングで支払うことになるため、支払方法や期日なども確認しましょう。
弁護士に依頼をしたら、いま分かっている情報や手元にある資料をもれなく提示することに加え、どういう形の解決を目指すのか弁護士とよくすり合わせをすることが重要です。
▼あなたに必要な相続手続き、ポチポチ選択するだけで診断できます!▼遺産分割を弁護士に依頼する際のよくある疑問
Q.弁護士に依頼するタイミングは?
トラブルになってしまうと解決が難しくなるため、トラブルが起きる前に早めに代理人として弁護士を立てましょう。
相続手続きにおいては期限が設けられているもの・適用期限のある特例もあるため、協議が長引いて損をしないよう、早めに弁護士に依頼してスムーズに遺産分割を進めましょう。
Q.弁護士に依頼するメリットは?
遺産分割協議を行う際に弁護士に依頼するメリットは大きく以下の通りです。
- 法律のプロである弁護士の法的な視点から協議を進められる
- 代理人として依頼人が有利になるように交渉してくれる
- 直接協議する精神的負担がなくなる
- 煩雑な手続きを代行してくれる
弁護士は依頼人の現在の利益を追求するのはもちろん、将来に渡って依頼人に損がないように配慮をすることで依頼人の利益を最大にするサポートをしてくれます。安心して相続手続きを終えるためにも弁護士に依頼するメリットは非常に大きいといえます。
Q.どんな弁護士に依頼すればいい?
以下の5点を満たす弁護士が望ましいでしょう。
相続が得意
弁護士にも得意分野があるため、相続を得意とする弁護士へ依頼しましょう。
連絡・相談できる時間が合う
十分なコミュニケーションを取るため、連絡・相談できる時間が合う弁護士を見つけましょう。
料金に不明瞭な点はない
良心的かつ明瞭な料金設定の弁護士に依頼しましょう。
他の専門家の協力も得られる
手続きを進めていくにつれ、税理士や司法書士など他の専門家の協力が必要となる場合があるため、他の専門家から協力が得られる弁護士に依頼しましょう。
相性のいい弁護士
弁護士にも相性の良し悪しがあるため、初回相談の際に自分が望む解決に導いてくれそうか、信頼できるかなどを見極めましょう。
Q.弁護士費用はいくらかかる?
弁護士費用は依頼する弁護士や事務所によって異なります。
弁護士費用の内訳は相談料・着手金・報酬金・手数料・日当・実費があり、相談料の相場は30分5,000円程度、着手金の相場は20万円~となっています。初回相談の際に見積を出してもらえるので、費用はその際に確認しましょう。
Q.弁護士に依頼するまでの流れは?
まずは法律相談からスタートし、初回相談の際に法的なアドバイスをもらうとともに費用の見積を提示してもらいます。依頼する弁護士が決まったら委任契約を交わすこととなります。
Q.弁護士費用は分割できる?
弁護士費用のうち、着手金は分割などができる場合もあります。初回相談の際に費用の支払いについても相談してみましょう。
そのほか、相続に関するよくある質問はこちらから
まとめ
遺産分割を弁護士に依頼する際のメリット・選び方・料金をご紹介してきました。
弁護士というと何かトラブルが起きた際に活躍するイメージがあるかもしれませんが、遺産分割においてはトラブルが起きる前に弁護士に間に入ってもらうのがスムーズに協議を進める秘訣です。また、相続の各種手続きには弁護士以外にも状況に応じて法律知識があり相続の経験が豊富な専門家のサポートを受けることで損をしない相続が実現できます。
「いい相続」では遺産分割の実績豊富な専門家との初回無料面談をご案内しておりますので、お気軽にご相談ください。
▼実際に「いい相続」を利用して、専門家に相続手続きを依頼した方のインタビューはこちら
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