千葉銀行(ちばぎん)の相続手続き|故人の口座の名義変更や解約、残高証明書の発行
相続手続きをおこなううえで、多くの人がおこなうのが銀行預金の解約手続きです。
銀行によって手順は多少異なりますが、千葉銀行における相続手続きはおおむね以下のような流れですすみます。
-
- 死亡届を役所に提出
- 通帳、キャッシュカードを確認
- 口座名義人が亡くなったことを銀行に連絡
- 必要書類の提出
- 払戻し(解約等)
この記事では、千葉銀行の故人の口座の名義変更や解約などの相続手続きについて、説明していきます。
千葉銀行の預金の相続手続き方法
千葉銀行では、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、店内での待ち時間を短縮するため、相続のお手続きについて、事前のご予約をお願いしています。
また相続のお手続きの事前準備をサポートするために、インターネット上で当行での相続のお手続きに必要となる書類をご案内し、来店予約が行える「相続お手続き 事前ご案内サービス」を利用してください。
予約のお客さまを優先的案内しているため、ご予約がない場合、当日の受付が断られる場合があります。
ステップ1 相続発生の連絡
家族が亡くなった場合、電話または窓口に来店し誰が亡くなったのかを伝えます。その際、故人の銀行取引内容がわかるもの(通帳、キャッシュカード)を用意したうえで連絡するとスムーズです。死亡を伝えると、故人の口座は入出金が停止されます。
口座が凍結されると相続の手続きが終わるまで自由に出し入れできなくなるため、公共料金の引き落とし、家賃の振込などの予定がある場合には、お早めに引落口座や入金口座の変更手続きを取った方が良いでしょう。
口座の入出金停止後、担当職員が今後のお手続きやご用意いただく書類について案内してくれます。
ステップ2 必要書類の準備
次に、千葉銀行所定の「相続手続依頼書」等が渡され、必要事項を記入します。あわせて、戸籍などの必要書類の準備をします。
用意する書類については、相続の方法によっていくつかのパターンに分かれます。
「遺言書」 がなく、「遺産分割協議書」 もない場合
参照:ちばぎんホームページ「遺言書」 がなく、「遺産分割協議書」 がある場合
参照:ちばぎんホームページ「遺言書」 があり、「遺言執行者」 がいない場合
参照:ちばぎんホームページ「遺言書」があり、「遺言執行者」がいる場合
参照:ちばぎんホームページまた上記のいずれにもあてはまらない場合、近くの営業店へお問い合わせください。
遺産分割前の相続預金の払戻し制度を利用した相続の場合
参照:ちばぎんホームページステップ3 書類の提出
書類が用意できたら。近くの支店窓口に提出します。
なお、戸籍謄本や印鑑証明書は原本の提出が求められます。書類の返却を希望する場合は、書類提出時にあらかじめ申し出ます。
書類の内容確認や不足書類の連絡のために、相続手続きセンターや千葉銀行の支店から電話が入ることがあります。
ステップ4 払い戻し等の手続き
すべての必要書類の確認後、指定した方法で預金が振り込まれます。
なお、通帳等については郵送で返却されます。
千葉銀行の遺産整理業務
千葉銀行では、自身での相続手続きに不安のある方に、有料で相続手続きを代行する「遺産整理業務」を用意しています。詳細は、ちばぎんホームページで確認してください。
千葉銀行の残高証明書の発行方法
残高証明を発行するときには、窓口に出向いて手続きをします。
手続きに持参するものは以下の通りです。
- 手数料880円/通
- 被相続人の取引内容がわかるもの(通帳・キャッシュカード・証書など)
- 申請者の実印と印鑑証明書(発行後6ヵ月以内)
- 被相続人が亡くなったことが確認できる戸籍謄本など
- 申請者が相続人であることを証明できる書類
残高証明書は、手続き後、約1週間~10日ほどで郵送されます。
未払利息(既経過利息)の証明が必要なときは、合わせて依頼することが可能です。
千葉銀行の概要
千葉銀行は、千葉県千葉市中央区に本店を置く地方銀行のひとつです。千葉県内では圧倒的なシェアを誇り、県内の多くの自治体の指定金融機関でもあります。
地方銀行ではあるものの、ニューヨーク、ロンドン、香港に支店をもっています。また上海、シンガポール、バンコクに駐在員事務所があります。
働き方改革への取り組み
千葉銀行は働き方改革に取り組んでおり、2014年10月には女性行員のキャリア形成などを支援する「ダイバーシティ推進部」などが新設されました。
その後も同行初の女性部長を登用するなどの取り組みを進め、2015年には「女性が輝く先進企業表彰」において内閣総理大臣表彰を受賞しました。
新たな地銀連携モデルへの挑戦
地銀再編が進む金融業界ですが、千葉沈降は経営統合によらない新たな地銀連携モデルの構築を先導しています。
2016年3月に武蔵野銀行との包括提携(千葉・武蔵野アライアンス)、横浜銀行との業務提携(千葉・横浜パートナーシップ)などの独自の提携施策を進めています
この記事のポイントとまとめ
千葉銀行の手続きについて説明しました。最後にこの記事のポイントをまとめます。
千葉銀行での相続手続きをするときは、まず、故人がどこの支店に口座をもっているのかを調べ明らかにする必要があります。手続きは、遺言書がある場合、相続人が複数いる場合などで異なるため、自分の場合はどのような手続きが必要なのかを聞き、戸籍謄本をはじめとした必要書類を集めます。提出後、書類に不備がなければ早くて1週間程度で完了しますが、不備があった場合は長引く可能性があるので余裕をもって手続きをしましょう。
千葉銀行での手続きに窓口へ訪問する回数は最低でも2~3回となります。さらに書類に不備があればそれだけ回数は増えます。書類に不備がないようによく確認しましょう。
また、1回の訪問で要する時間は待ち時間も入れると、1時間から1時間半ぐらいはかかることが多いです。時間に余裕をもって窓口に行くようにしましょう。
手続きをされる方が会社勤めの場合は、平日に時間をとるのは大変な方もいると思います。また相続手続きに不慣れであったり、窓口が遠方なことも考えられます。
そういった方は、行政書士などの専門家に手続きを依頼してみてはいかがでしょうか。
いい相続ではお近くの専門家との初回無料面談をご案内しておりますので、お電話またはメールフォームよりお気軽にお問い合わせください。
いろいろな銀行の相続手続き
▶JAバンク(農協)の預金の相続手続きの必要書類やポイントをわかりやすく解説
▶ゆうちょ銀行の相続手続き 必要書類や残高証明書の取り方をわかりやすく!
▶みずほ銀行の相続手続きの相続手続き|故人の口座の名義変更や解約、残高証明書の発行
▶三菱UFJ銀行の相続手続きの相続手続き|故人の口座の名義変更や解約、残高証明書の発行
▶名古屋銀行(めいぎん)の相続手続き|故人の口座の名義変更や解約、残高証明書の発行
▶群馬銀行(めいぎん)の相続手続き|故人の口座の名義変更や解約、残高証明書の発行
▼実際に「いい相続」を利用して、行政書士に相続手続きを依頼した方のインタビューはこちら
ご希望の地域の専門家を探す
ご相談される方のお住いの地域、遠く離れたご実家の近くなど、ご希望に応じてお選びください。