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遺留分を踏まえた公正証書遺言作成のきっかけは義兄の再婚【お客様インタビュー】

「いい相続(姉妹サイト:e行政書士、e税理士等を含む)」をご利用いただいた方へのインタビュー。
公正証書遺言作成のサポートをしてくれる専門家を探していたご相談者様(埼玉県/50代女性)。
どのようなお困りごとがあったのかをお話しいただきました。
義兄の再婚話がきっかけ
義理の父から「遺言書を作りたい」と相談を受けたのは、義兄が再婚すると言い出したのがきっかけでした。お相手は離婚歴が2回、子どもが5人、しかも定職についていないと聞き、義父もあまり良い印象を持っていなかったようです。そんなことがあって義父のほうから遺言書の話を切り出してきました。
夫の家族はもともと連絡が密なほうではありません。義父は再婚していて、夫と義兄は先妻の子どもなのですが、再婚した義理の母も数年前に他界。それをきっかけに少しずつ交流が戻ってきたところでした。
ただ、義兄は過去に義父からお金を借りて(実質は援助に近い形で)いたことがあり、その流れでの再婚話。義父は大手企業に勤め上げ、今は年金も十分、持ち家で一人暮らし。堅実に生きてきた分、義兄への不信感が強くなるのも無理はないな、と私も感じていました。夫も積極的に動くタイプではないので、義父が私に直接相談してきたのだと思います。
私は士業に知り合いがいなかったので、スマホで検索して「いい相続」を見つけました。義父の家になるべく近いところが良いということ、土曜日に相談できるところを探してほしいとお願いしました。紹介してもらったのは大木行政書士事務所です。個人でやっている先生で、事務所名を義父に伝えたら少し不安そうでした。大企業で働いていた義父のイメージする士業は、ビルに入った大手だったみたいで、個人事務所と聞くと「大丈夫かな?」と構えてしまったのだと思います。私は士業は個人規模のところも多いと知っていましたし、そもそも義父の近所には士業の事務所がないので、距離的なことを考えても妥当だと感じていました。
不安から信頼へ変わった理由
初回の面談では、先生は真面目そうで、少し控えめな話し方をされる方で、そのせいもあったのか義父は最初から全面的に信頼できたわけではありませんでした。ただ、やり取りを重ねるうちに「何をどう進めるのか」「どんなスケジュール感なのか」が具体的になって、時間はかかりましたが徐々に信頼できるようになったようです。先生が悪いというより、義父が慎重だったのだと思います。
公正証書遺言の作成には立会人が必要なので、先生と、義父の遠い親戚にお願いしました。私は少し離れた場所に住んでいるので、近くに住んでいる親戚にお願いするのが現実的だと判断しました。遺言の内容については、当初は義父が「財産の100%を次男(夫)に」と言っていたのですが、私は「義兄には遺留分があるので、その点は考慮したほうが良いですよ」とだけ伝えました。草案づくりは先生が担ってくれて、無理のない形に整えてくれました。
私が遺留分のことを知っていたのは、私自身の親が公正証書遺言を作っていて、相続のときに揉めずに済んだ経験があったからです。だからこそ、遺言書の準備は大事な作業だと思っていました。
来月、公証人役場での手続きを予定しています。ここまで来ればひと安心です。兄弟間で争いになり、弁護士を立てるようなことになれば、精神的にも経済的にも負担が大きいので、そうなる前に「自分の意思を文章にして残しておく」ことは、家族にとっても本人にとっても、いちばんの備えだと感じました。
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