兄弟姉妹が亡くなった場合の相続の特徴
- 兄弟姉妹が相続人となるケースが約7割を占めた。
- 相続財産は1,000万円未満が最多で、現金・預貯金が最も多い。
- 遺言書がないケースが80%以上を占め、相続手続きの負担が大きい。
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兄弟姉妹が亡くなった場合の相続手続きは、どのような流れで進めるべきでしょうか?
本記事では相続財産の種類、相続人の構成、必要な手続き、専門家にかかる費用など、相続経験者へのアンケート結果から実態を解説します。
「兄弟姉妹の相続でおこなった手続き」「相続財産の種類と割合」「専門家の依頼費用の相場」などが具体的にわかります。
これから相続手続きを進める方や準備を考えている方は是非参考にしてください。
兄弟姉妹が亡くなったケースの相続人の数

兄弟姉妹が亡くなった場合、相続人の人数は、2人と3人の割合が同率で23.88%。5人以上が16.42%、4人が13.43%という順番でした。
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相続人の続柄については兄弟姉妹が69.2%と圧倒的多数を占めました。兄弟姉妹が相続人となるのは、故人に配偶者や子がいない場合が多いため、本アンケートの回答者についてはそうした状況が多かったと推測できます。
法定相続人は誰?法定相続分はどういう配分?気になる方は「法定相続分と法定相続人|法定相続人の相続順位や法定相続分の計算方法」へ!
兄弟姉妹が亡くなったケースの相続財産の金額と内訳
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兄弟姉妹が亡くなったケースの相続財産の金額は1,000万円未満が26.9%と一番多い結果となりました。次に1,000万円~2,000万円と3,000万円~4,000万円が同率で14.9%でした。相続税対策を意識し始める3,000万円以上の相続が43%を占めました。
相続税はいくらからかかるのか気になる方は「相続税の基礎控除とは?法定相続人の数え方や遺産総額の計算方法、控除制度や特例まで解説」へ!
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相続財産は「現金・預貯金」が最も多く全体の35.9%を占めました。次いで「土地・建物」(31.0%)、「生命保険」(13.8%)、「自動車」(7.6%)、「株・投資信託」(5.5%)という順でした。
「電子マネー」(1.4%)の相続はまだ少数ですが、今後増えていく可能性があります。デジタル資産の管理についても相続の新たな課題になってきています。
相続財産はどういうものをいうのだろう?気になる方は「相続財産になるもの・ならないものを一覧でわかりやすく解説」へ
兄弟姉妹が亡くなったケースの遺産の分け方

兄弟姉妹が亡くなったケースでの遺産の分け方について、「法定相続分で分けた」(38.8%)、「遺産分割協議で分けた」(31.3%)との回答で約7割を占めました。「遺言書通りに分けた」(13.4%)ケースも一定の割合あることがわかりました。

遺産を分ける際の考え方については、「家族全員が納得できる分配を目指した」(17.9%)が最多でした。兄弟姉妹の相続では、相続人同士がそれぞれ独立した生活を送っていることが多く、公平な分配を意識することが重要視されていると考えられます。「法定相続分を重視した」(16.7%)が、「家族全員が納得できる分配を目指した」場合とほぼ同程度で続きました。
「相続人が1人なので分割する必要がなかった」(14.1%)との回答が一定数ありました。これは、被相続人に配偶者や子がいない場合、兄弟姉妹が法定相続人になるケースが存在するためと考えられます。
遺言書の有無
故人の意思を確認するために法的にも有効な手段である遺言書ですが、実際にどのくらいの方が作成されていたのでしょうか。

アンケートの回答によると、遺言書がなかったケースが最も多く80.6%にのぼりました。遺言書があったケースは「自筆証書遺言」が1.5%、「公正証書遺言」が14.9%、「秘密証書遺言」が1.5%という結果でした。遺言書が残されている場合、無効や紛失の恐れがない 「公正証書遺言」が多く、安全で確実な遺言方法を選択する人が多いことがわかりました。
遺言書には種類がある!気になる方は「遺言書の種類・書き方・作成方法や法的効力をわかりやすく解説」へ!
兄弟姉妹が亡くなったケースの実際の手続き
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兄弟姉妹が亡くなったケースの相続手続きについては、「銀行解約・名義変更」(15.1%)と「戸籍収集」(15.1%)が同率、「不動産の名義変更(相続登記)」(11.5%)、「遺産分割協議」(9.2%)と続きました。また、「遺言書の検認」が6.0%を占めており、自筆証書遺言が見つかった際に検認が必要となるケースが一定数あったことがわかります。
「家族信託手続きの割合」は3.2%と少ない割合ではありますが、全体と比べるとやや高めでした。これにより、兄弟姉妹の相続では生前に財産管理を家族に託していたケースがあったことがわかります。
専門家の利用状況

兄弟姉妹が亡くなったケースの半数(50.0%)は、専門家に依頼せずに手続きを進めたことがわかりました。
専門家に依頼した場合、最も高いのが「司法書士」を利用した割合で21.2%。「行政書士」(10.6%)、「税理士」(9.6%)、「弁護士」(6.7%)という結果でした。
専門家にかかった費用
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では相続手続きを専門家に依頼した人はどのくらいの費用がかかったのでしょうか。
最も多いのが「10万円未満」(26.7%)で、最小限の手続きだけを専門家に依頼したケースが多かったと推測できます。「10万円以上~20万円未満」(20.0%)、「20万円以上~30万円未満」(13.3%)とかかった費用が30万円以下だった方は全体の約6割を占めました。
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兄弟姉妹が亡くなったケースの手続きで大変だったこと

兄弟姉妹が亡くなったケースの相続手続きで大変だったと感じたことについて最も多かったのは「必要な書類が多かったこと」(21.9%)、次いで「手続き先が複数あること」(16.1%)、「手続きのために時間が取られたこと」(14.8%)という結果でした。相続手続きでは平日に役所や金融機関に行く必要があるケースが多く、仕事を持っている人にとっては大きな負担になっている可能性があります。
「相続人同士の連絡・同意を得ること」(11.0%)も一定の割合を占めました。兄弟姉妹の相続で兄弟姉妹が相続人になる場合、お互い独立して生活をしていたり、高齢の父母が関わるケースが考えられるため、調整が大変であったことが推測できます。
まとめ
相続は人それぞれの事情により異なります。相続財産の種類や、相続手続きの進め方やかかる時間、費用もそれぞれです。もちろん、相続に対する考え方も違います。
本調査では、兄弟姉妹が亡くなったケースでは、相続人の約7割が兄弟姉妹で、相続財産は1,000万円未満が最多でした。遺産分割は法定相続分が主流で、相続手続きをするための書類が多く、手続き先が複数に渡ること、時間が取られたことなどに負担を感じたとの回答が多くみられました。
相続手続きをスムーズに進めるためには、その人その人の状況に応じた対策が必要となります。
いい相続では、相続手続きに関する無料相談ができる全国の専門家とご案内しています。相続に関するお悩みはぜひお気軽にご相談ください。
アンケート対象者のデータ
年代割合
| 40代 |
13.4% |
| 50代 |
24.4% |
| 60代 |
38.1% |
| 70代 |
22.4% |
| 80代 |
1.7% |
居住地割合
| 北海道・東北 |
15.1% |
| 関東 |
22.0% |
| 中部 |
20.8% |
| 関西 |
15.7% |
| 中国・四国 |
13.4% |
| 九州・沖縄 |
13.0% |
職業割合
| 会社員 |
19.9% |
| 経営者・役員 |
4.0% |
| 公務員 |
4.3% |
| 派遣・契約社員 |
6.1% |
| 自営業・自由業 |
10.0% |
| 専業主婦/主夫 |
16.2% |
| パート・アルバイト |
11.9% |
| 無職 |
26.6% |
| その他 |
0.9% |
| 配偶者 |
6.9% |
| 父・母 |
82.4% |
| 祖父・祖母 |
2.7% |
| 兄弟・姉妹 |
3.7% |
| 叔父・叔母 |
3.1% |
| 子 |
0.5% |
| 甥・姪 |
0.1% |
| いとこ |
0.1% |
| その他 |
0.6% |
相続人の人数
| 1人 |
11.4% |
| 2人 |
34.8% |
| 3人 |
36.4% |
| 4人 |
11.9% |
| 5人以上 |
5.5% |
相続財産の金額
| 1,000万円未満 |
13.2% |
| 1,000万円以上~2,000万円未満 |
33.6% |
| 2,000万円以上~3,000万円未満 |
13.0% |
| 3,000万円以上~4,000万円未満 |
10.6% |
| 4,000万円以上~5,000万円未満 |
5.4% |
| 5,000万円以上~8,000万円未満 |
9.2% |
| 8,000万円以上~1億円未満 |
2.4% |
| 1億円以上2億円未満 |
8.1% |
| 2億円以上 |
0.9% |
| 無回答 |
3.7% |
調査概要
| 調査期間 |
2024/12/16~2024/12/26 |
| 調査対象者 |
過去4年以内に手続きを経験された方(現在手続き中の方も含む) |
| 調査方法 |
インターネット調査 |
| 有効回答数 |
1,851名 |
| 調査主体 |
いい相続(株式会社鎌倉新書) |
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