相続手続きに必要な書類が自分で作れるひな型をwebで見つけました。こういうのを使えば、相続手続きは自分でできますか?
相続手続きはご自身でおこなうことは可能です。ただし、手間やリスクを十分に理解したうえで進めることが大切です。
相続関連の資料はさまざまな機関で公開されている
相続手続きにはさまざまな書類が必要になります。
手続きごとにどのように行うのかということはWEB上のHPなどで公開されていますが、そもそも、相続財産の種類によって自分はどの手続きをするべきなのか、といった判断をするために調べる時間がかかります。
たとえば、預貯金があれば、各銀行で手続きをします。しかし、どこも同じひな形が使われているわけではないので、各銀行それぞれに問い合わせをして必要な書類などを聞く必要があります。
ほかにも、財産目録、遺産分割協議書、法定相続情報一覧図など状況に応じて必要であったり、あった方が手続きがスムーズに進むという資料もあります。一生に数回経験するかしないかの相続手続きに対するこういった知識は一般の人にはあまり知られていないでしょう。
資料の中には、どういった書き方で用意すればいいのか(書式)が決められていないものもありますので、こうした資料についてはインターネット上でひな型を探して、利用することもできます(利用については各サイトでルールを設けている場合もありますので、確認してから使用しましょう)。
間違った資料を作ってしまうと、後々の相続トラブルに発展も
一方で、相続に必要な資料は、正確さが求められるものでもあります。
例えば、財産目録などの書類は、間違って作成してしまうと、正しく財産を分割するそもそもの前提が崩れてしまうほか、相続税を計算する等の手続きを進めることすらできなくなってしまう恐れもあります。
財産の評価額が誤っていた場合、相続人間に配分される金額と、事前に予想していた額とが全く違ったものになる可能性があり、それだけでもトラブルの原因になりかねません。相続税申告では修正申告が必要になる恐れもあります。
財産や相続人の状況など、相続はそれぞれの家庭ごとに異なります。
インターネット上で入手できるひな型は、あくまで分割方針を検討するための参考資料として活用するにとどめ、実際の手続きは相続の専門家(行政書士や司法書士、税理士や弁護士など)へのご相談をお勧めします。
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